ネイティブと話してさえいれば発音はよくなるという誤解
「ネイティブスピーカーとさえ話していると正しい発音が身につく」こんなふうに考えている方も多いのではないでしょうか?恐らく、こんな発想から「フィリピン人講師でも本当に正しい発音が身につくのか?」というような疑問が来ているのだと思います。
しかし真実はネイティブスピーカーと話しているだけ」では正しい発音は身につかないということです。
ネイティブスピーカーと話しているだけでは正しい発音が身につかない理由
これは私たち日本人が日本語を話すときと置き換えるとわかりやすいです。
例えば、あなたは日本語を喋るときに、「どういった口の動きで」「舌をどの位置に置いたら」正しい「ら」や「さ」や「た」の発音が出せるかを具体的に外人に説明できますか?
以前、私がスイス人の友達に「日本語を教えてほしい」と頼まれて「じゃあ、ひらがなの発音でも教えてみるか!」と思い、教えたことがありました。
教えてみると意外?なことに、なかなか発音がさまになっていますw「あれ、日本語話すのって結構簡単なのかな?」と思ったりしましたがよーくその発音を聞いていると(当然ですが)完璧ではなく微妙に違っていてます。
そしてその完璧でない発音のどういう部分を(口の動き、舌の位置など)直せば正しい発音になるのかは、結局、よくわかりませんでした。
これはもちろん、英語のネイティブスピーカーでも同じ。英語を母国語として正しい発音を身につけていたとしても、その人が英語の正しい発音を教えれるかどうかは別の話です。
私だけの話を聞くと「本当かよ~」と思われてしまうかもしれませんがアメリカのイェール大学という、世界的にも有名な大学で政治学の助教授を務めていた斉藤淳さんが出された『世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法』という本にも同じことが書かれています。
こちらの本から一部抜粋させていただくと…
一点だけ注意しておいていただきたいのが、「ネイティブスピーカーと話す機会を増やせば、自然と発音がよくなる」というのは誤解だということ。ネイティブスピーカーは、まさに母語であるがゆえに、英語の発音を体系的、分析的には理解していないことが多いのです。
このように書かれています。なので、ネイティブの先生と話してさえいれば正しい発音が身につく、ということが誤りだとなんとなく分って頂けたのではないでしょうか。
オンライン英会話で正しい発音を身につけるには?
「ならば一体どうしたら正しい発音が身につくのか?」この問いに対して、先ほど紹介した本「世界の非ネイティブ…」の中ではこのように答えられています。
日本人の教師に習うにしても、発音がからっきしだめで、まともな音声学の知識が無い人に教わるのは論外です。ネイティブ、日本人を問わず、発音指導の知識・経験がある人に習うのがベストです。
実際に発音指導を行った経験があり、さらに豊富な発音の知識も備えているような先生に教えてもらえ、ということですね。
では、オンライン英会話でこのような講師を探そうと思ったらどのようなスクールがオススメなのでしょうか。
先ず、「豊富な知識と経験」を持っている講師が在籍しているスクールとして一番に思いつくのはmytutorでしょう。講師の中には「政府公認の英語教師」も在籍していますので「講師の質」でいえばかなり高いといえます。(発音の訓練にもオススメできますね)
ただmytutorの場合、講師の質が高い代わりに「料金が高めに設定」されていますので、「できる限り料金を低く抑えて発音練習をしたい!」という方にオススメなのは、ラングリッチでしょうか。
ラングリッチの発音教材「スピークリッチ」は「発音方法が分かり易い!」として定評があります。
では失礼します(*_ _)ペコリ