「義務」の意味で使うhave toとmustの違い!英会話での使い方は?

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 中学英語で学ぶ「have to」と「must」。どちらも「~をしなければならない」という意味で使われるのは誰でもしっていることでしょう。

 

ですが、have to とmustの意味は微妙に違い、それゆえ使われるシチュエーションも変わってきます。では、英語講師と英会話講師の経験を持つBebe先生に両者の違いについて解説してもらいたいと思います。

 

 

中学時代に英語を習い始めて多くの人が落とし穴に落ちる最初の文法が助動詞のmustとhave to だと思います。

 

日本語訳ではどちらも「~しなければならない」と訳すために多くの中学生が混乱してしまうのが現状です。そして私が英会話講師として働いていたころ、この文法をしっかりと理解して使い分けていた人はいませんでした。ではここから説明していきます。

 

<まずは否定文>  この助動詞たちを理解するためにはまずは、否定文の意味を理解すると早いかもしれません。Have toを否定文にすると don’t have to「~をする必要がない」、mustを否定文にするとmust not 「~してはいけない」という意味になります。

 

ここでわかるように、前者の核にある意味としては「必要性」、そして後者は「義務的意味」だという事がわかります。 ではさらに学習を深めていきましょう。次の文章の空欄に当てはまるのはhave to かmust か考えてみてください。

 

(パソコンを持っていない部下に対して上司が) To do this work, you ( ) buy a note.

(飛行機の離陸時に) All passengers ( ) fasten seatbelt.

 

 

皆さん解答できましたか?正解は、前者の問題ではhave toを、後者の問題ではmustを使用します。状況がこの場合は見えているので使い分けることが出来ると思います。

 

パソコンを持っていない部下に対して上司の発言に込められている意図は、「パソコンがないと仕事が出来ないから買う必要があるよ。」という意味で発言していることが分かります。

 

つまりhave toを使う場合は、客観的に物事を見て{~する必要あり!}という場合に使うことが多いです。

 

 

では、後者の文章ですがこの文章はすでに前述したとおり「義務的意味」からmustが選択されます。飛行機内ではCAをはじめ機長の指示や命令には法的根拠が存在します。

 

つまり、飛行機に乗る人にはシートベルトを着用するのは法律で定められた義務なのです。なのでこの場合、have toを使って説明してしまうと相手に対する伝わり方が変わってしまい「シートベルトの着用は、必要性程度で任意なのか」くらいでしか思ってくれなくなってしまいます。

 

 

まとめですが、have toを使用する場合にはどちらかというと必要性の意味が強く入っています。

 

一方でmustを使用する場合は、それらの行為に対して対象者が責任や義務を負っている状況にあると考えることが出来ます。そのため反した行動をしてしまうと何らかの罰則が科せられてしまうという事も十分に考えられる状況にあるものだという事を認識しておく必要があります。

 

 

 

 have to と must 英会話で使うのは?

 

さて、have toとmustの違いについて解説してもらいましたが、これはmustを義務的用法の一つですね。当然ながらmustには他にも「強い推量」の意味で使うときがあります。例えば…

 

He must be the guy  who did it!(それをやったやつは彼に違いない!)

 

って感じですね。他にもmustを使うときって…

 

I must practice harder!(もっと練習しなければ!)

 

というような自分の強い意志を表すときにもよく使われますよね。一方、have toは解説でも出てきたように外的要因によって「~しなければならない」という意味で使われます。「お父さん(お母さん)に言われたから仕方なくやらないといけない」なんてときにはhave toです。

 

 

で、実際に英会話でですが、個人的にはhave toの方が使う機会が多いかなーと思います。

 

これはmustには「(自分の意志に基づいた)強制の意味が込められている」からです。(これはBebe先生の解説に出てきた「法的な義務」における使い方とは違います。というかこっちの方が一般的な使い方です)

 

日常英会話でmustを使うときというのはさっき紹介した”強い推量”(●●に違いない!)か、義務の意味で使うときがほとんどだと思いますが、mustで義務を表すときのニュアンスって、例えば子供がイタズラして「もう同じことをしてはいけないよ!」(You must not do it again!)と、頭ごなしに怒るときのような感じだと思っています。

 

 

ただ、大人に対して(たとえ相手に非があったとしても)そんな言い方すると間違いなく内心不快に感じられるはずです。表面上は「ハイ」と答えていても内心では「分かってるってーの」みたいな。

 

ただ、have toだと自分が怒っているというより「別に怒りたくないけど義務感で怒っている」ようなニュアンスになります。

 

会社でミスした部下に対してガミガミと上から目線で「ちゃんとしろ!」と怒るのがmustで「今度からはしっかりとしないとね」と理性的に叱責(義務を伝える)のがhave toという感じでしょうか。

 

 

こういった理由からわたしは普段、例えば相手に「これをしなくちゃいけないんだよ」と伝えるときはhave toを使うようにしています。

 

以上。mustとhave toの使い方で迷っている方の何らかの参考になれば幸いです(*_ _)ペコリ

 

 

 

 

 

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